海外で働きたいみなさん、こんにちは!
在外公館派遣員を目指して日々邁進中の龍です!
第100回のエントリー期間も残り少なくなってまいりましたが、皆様どうお過ごしでしょうか?
今回は在外公館派遣員試験のエントリー方法を紹介したいと思います!
おさらい
本題に入る前に、この記事から読み始めた方のために「在外公館派遣員制度」についてサクッとおさらいしましょう。
在外公館派遣員制度とは、(一社)国際交流サービス協会が海外にある日本の大使館や領事館に民間人材を派遣するという制度で、
簡単にいうと、海外の大使館に働きに行こう!という機会です。
受験資格は2つ。①日本国籍(二重国籍でも国籍選択をしていればOK)と、②高卒以上の学歴だけです。
以前は自動車運転免許(AT可)も必須条件でしたが、現地でのお仕事で運転することはないので必須項目から外れたようです。
募集は春・秋と年に2回あり、今回(第100期募集)の日程は以下の通りです。
エントリー期限:2024年5月7日17時まで 一次試験:2024年5月25日(土曜日) 一次試験合否発表:2024年6月10日(月曜日) 二次試験:2024年6月17~25日(受験者によって異なる・個別に通知) 二次試験合否通知:2024年7月4~10日の期間内に電話連絡
エントリーに必要なもの
在外公館派遣員制度についておさらいしたところで、
まずは今回のエントリーに必要なものをリストアップしてみましょう。
準備チェックリストはこちら(ブラウザでPDFを開きます)
- 写真
- パソコン
- ネット環境
- 希望する国5つ
- 記入する内容全て
- 査証、滞在許可、永住権に関するお伺い書(該当者のみ)
そんなのやりだしてからでいいじゃん、と思うような内容ですが、
わざわざリストに書いているのには理由があります。
それは、
「入力フォームの仕様上、途中で保存できないから」
です。
志望動機などを一から考えてその場で入力するとなると、途方もない時間をモニターの前で過ごすハメになります。
なので、事前に打ち込む内容を準備してからページを開きましょう。
ということで、準備するものを一つずつ詳しく見ていきましょう。
写真
まずは写真です。これがないと話が始まりません。
募集要項によると、
- 正面無帽(帽子をかぶっておらず、まっすぐ前を向いて撮られたもの)
- 3ヶ月以内に撮られたもの
- ファイルサイズは2MB以内
- ファイル形式はJPEG・GIF・PNGのどれか
が条件のようです。
縦横比や幅・高さの指定は無いようですが、あまり画質が悪いと誰かわかりませんし、印象が悪いのである程度鮮明なものにしましょう。
撮影方法に指定はありません。特に推奨された方法もないので自由ですが、だいたい以下の3つから選ぶ形になるのではないでしょうか。
- 証明写真機(¥1,000程度)
街中にある証明写真機で撮る方法です。これが一番メジャーな方法ではないでしょうか。
最近の証明写真機はネット経由でスマホやパソコンに撮った写真データをダウンロードできる機能がついているものもあるので、
ある程度のクオリティを保ちつつ手軽にサッと撮れる証明写真機が個人的にはおすすめです。 - プロに撮ってもらう(¥2,000〜)
最もクオリティが高く、融通が効いて、相手に最高の印象を与えることができる写真が確実に手に入る方法です。
いい写真が手に入るので、相手に与える第一印象はピカイチ!バッチリ決まったエントリーシートが出来上がります。
が、高いです。レタッチ(編集で補正をかけること)なしでも2,000円以上、レタッチまで含めると3,500円以上に... - スマホで撮る(¥0〜)
最もお手軽です。これを読んでいるスマホ・タブレットのカメラを起動して、白い壁の前に立ってボタンをタップ。以上。
速攻で写真データが手に入りますが、なかなかうまく撮るのは難しいです。
撮影の腕や編集技術に自信のある方はやってみてもいいかもしれません。(キラキラフィルターなんて使わないでよ?)
なお、以前にこの試験を受験された方や3ヶ月以上前に写真を撮られた方は残念ながら新たに撮り直してもらう事になります。
パソコン
エントリーの入力にはパソコンの使用が推奨されています。
というのは、このフォームはパソコンでの入力を前提に設計されていて、
スマホの小さな画面ではうまく表示できなかったり、入力する項目が正しく表示されないケースがあるそうです。
フォームはChromeやSafariなどのブラウザで動くので、OSはWindowsでもMacでもいいようです。(実際どっちで試してもちゃんと動作しました)
ネット環境
今や当たり前のようにどこからでもインターネットにアクセスできる時代になりました。
が、今回の場合「どこからでも」というわけにはいきません。
理由は2つあります。
①セキュリティの問題
マクドナルドやStarbucksなど、あらゆる飲食店や店舗でフリーWi-Fiが提供されていますが、
それらの公共Wi-Fiを使って情報をアップすることはおすすめしません。
無料で提供されているWi-Fiは暗号化されておらず、第三者にデータを抜き取られる危険性があるためです。
SNSへの投稿や、動画サイトの視聴などで使う場合はほとんど影響ありませんが、
履歴書のような個人情報の塊のような物はちゃんと保護された回線からアップしましょう。
②安定性の問題
もう一つの問題として、接続の安定性があります。
今回の場合、画像のアップロードは最大でも2MBなので、大抵のパソコンで楽にこなせるでしょう。
ですが、あまりに接続状態が悪いとせっかく書いた文章が正しくアップロードされていなかったり、書き上げた内容が届かなかったりするかもしれません。
こういったトラブルを避けるためにも
- スマホからのテザリング(スマホ側は速くてもPCと通信する際にロスがある)
- 極度に遅いWi-Fi(読み込みが遅いなど)
- 電源が不安定な場所(=ルーターの電源が落ちる)
- 学校などの共用Wi-Fi(混雑して繋がりにくい)
は避けたほうがいいです。
ちゃんとした回線が大事
これらの理由から、自宅のWi-Fiなど安定していて安全な回線からアップすることをおすすめします。
自宅にパソコンがない方はネットカフェを利用するという手もありますが、利用前にセキュリティ対策がされているかどうか確認したほうがいいでしょう。
希望する国5つ
いい写真とパソコン、インターネット接続が確保できたところで早速内容を決めていきましょう。
まずはどこの国に行きたいか、です。
今回募集がかかったのは以下の54館です。
(拡大して見やすい公式PDFはこちら)
アメリカや韓国、ドイツなど一つの国の中にいくつも公館がある国もあって全体数=国の数ではありませんが、
なかなかの数の在外公館にエントリー可能なようです。
皆さんは行ってみたい国はありますか?先進国はどうも倍率が高いようですが、同時に勝ち取れた時の達成感も替えがたいでしょう。
ここに行ったことがあるから行きたい、この国が気になるから行きたい、英語で受験できるから受けてみよう。
あなた自身の考え、ビジョンを追いかけてみてください。
次に受験可能言語について見ていきましょう。
第二言語に英語が含まれる(エジプトやギニアなど)国を含めると、半数以上の32公館が英語で受験できるようです。
ただし、英語で受験する場合注意が必要なケースがあります。
受験する公館の第二言語が英語の場合、現地スタッフとの会話で現地語が使われる可能性があり、
その場合、英語だけしかできないと実際のお仕事で不都合が生じる可能性があるという点です。
アルファベットで表記する言語ならまだいいですが、タイ語やアラビア語など、独自の文字を使う言語ではお手上げです。
また、英語の試験はTOEICに似たマーク式の試験とネイティブ話者との会話試験が課せられますが、
その他の言語(スペイン語、フランス語など)で受験する場合は記述式の筆記試験になるそうです。
なお、英語以外の言語で受験した場合のメリットもちゃんとあって、それは「ライバルの数が少ない」ということです。
つまり、その言語が得意であれば合格率がグッと上がるということです。
もう一つ注意点がありまして、英語なら英語の公館だけ、フランス語ならフランス語の公館だけというように、
受験する言語は一つに絞る必要があります。
このあたりに注意しながらよく調べて希望公館を選びましょう。
ちなみに私は「エストニア」「スウェーデン」「ドイツ」「マルタ」「スロバキア」の5つにしました。
なお、「希望公館以外への赴任」という記入欄がありますが、これに可と回答すると、全く希望しない地域に回される可能性があります。
全くNGと回答することもできますし、特定の地域や国を避けて欲しいという要望を記入することもできます。
記入する内容全て
事前に準備しておいたほうがいい内容は以下の通りです。
「こんなの書いてもなぁ」と思うようなことでもたくさん書いてみてください。
サービス協会の方いわく、どんな人かより良く知るためになるべく多くの情報を書いて欲しい、とのことです。
- 学歴(大学は学部・専攻も)
- 職歴(アルバイト含む)
- 留学や旅行などの海外渡航経験
- 資格(運転免許など)
- 外国語レベル(TOEICスコアや英検の取得級など)
- アピールポイント
- 志望動機(400字以内)
査証、滞在許可、永住権に関するお伺い書(該当者のみ)
これは該当者のみの提出書類かつ二次試験の際に提出する書類なので、関係のない方のほうが多いかもしれません。
この書類は、「赴任を希望する国の在留許可や永住権を持っている人」が対象で、
聞かれている内容としては「その国に赴任するにあたって滞在許可や査証(ビザ)がきちんと下りるかどうか」の確認になります。
ここがハッキリしていないと選ばれたとしても現地で仕事ができなくなるので、該当する方はしっかり準備しましょう。
書類を記入するのに必要な手順は以下の通りです。
- 永住権や在留許可の有無の確認
- 持っていた場合、赴任する際に返納できるかを現地の大使館に確認
対象者はこの条件を満たせないと派遣員として働くことができないのでご注意ください。
早速エントリー!
準備も終わったところで、早速エントリーしてみましょう!
まずはエントリーサイトにアクセスしましょう。
アクセスしたら、下にスクロールして「エントリーを開始する」ボタンをクリック。
次に、メールアドレスを登録します。
入力したアドレスに番号が送られてきますので、ワンタイムキーを入力して次へ。
応募条件にチェックを入れ、次へ
次の画面でさっき用意してもらった大方の情報を記入します。
戻るボタンを押すと入力データが飛ぶので慎重に操作しましょう。
自分の情報をポチポチ入力していってください。
希望公館を入力し、アピールポイント、志望動機と順番に入力していきます。
【ここで注意】
アピールポイントの欄は思ったより制限文字数が厳しいです。
読んでもらおうとアピールする文章というより、箇条書きにしたほうがいいでしょう。
(現に私は200字以上書いてフォームにはねられ、箇条書きに落ち着きました)
初回提出はエラー祭りになると思いますが、めげずに一個ずつ対処していきましょう。
エラーを全て排除して入力が完了すると、確認画面に飛びます。
名前や住所などの情報や誤字脱字がないかしっかり確認してください。
注意!ここで提出ボタンを押すと、二度と内容変更ができません!
提出が完了すると、登録したメールアドレスに情報が届き、マイページのトップ画面に遷移します。
この画面になればエントリーは完了です。
さぁ、まずは一次試験頑張りましょう!
まとめ
今回は在外公館派遣員試験のエントリーの流れをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
エントリーできる日数も限られていますので皆さん是非受けてみてください!
一緒に頑張りましょう!
以上、Ryuでした!
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