外務省在外公館派遣員制度とは?
外務省の在外公館派遣員は、日本の大使館や領事館などの海外の施設に、2年間の任期で働くために送られる人々です。このプログラムは1973年に始まり、国際交流サービス協会が運営しています。目的は、実際の仕事を通じて、国際的な経験を積むとともに、他国との友好関係を深めることです。現在、217の公館に251人が派遣されています(2023年4月1日現在)。派遣員の仕事は場所によって違いますが、主に言語スキルを活かして、様々な支援業務を行います。これには、公式な訪問者の空港での迎え、ホテル予約や会計、文書作成、外交的な交渉などが含まれます。
待遇年収が良く様々なメリットがあります
この派遣はもちろんお給料がでる有償在外派遣で、月収は派遣される国によりますがだいたい35万円程度(24〜39万円)です。しかし、この年収以外に住居手当が付き、国内留学OEHイングリッシュハウスの卒業生で公館派遣員になられている方にお聞きすると、みなさんなかなか良いところに住んでいる様です。
そして、派遣が決まれば、渡航準備金も出る他、足らない準備費用を貸付してもらえることも可能です。地域にもよりますが、運転手付きで車が支給されたり、家政婦が安く雇えたりします。家族を同行させることも可能で国外へ移住するのも派遣元からのVISAが支給されるので容易です。
給料は、日本円での支払いになるので、為替差異も気になりません。日本での社会保険や年金にも加入しているので、帰国後の不安もありません。家賃は別途で現地通貨で支給されるのでこれもまた為替差異の心配がありません。
在外公館とは?
大使館、総領事館、政府代表部のことをまとめて「在外公館」と呼びます。これらは、日本が外国と外交を行うための重要な場所で、世界中に200以上も存在しています。
この派遣員制度では、217の公館へ派遣員を派遣しています。ちなみに、海外にある(日本以外)大使館の実館は229公館(大使館153、総領事館66、政府代表部10)もの大使館が世界中にあります。領事館は実館のみで大きな都市を中心に66館あり、兼館はありません。(実館=建物が独立してある。兼館=建物の一部屋や一角。)そして、政府代表部と言うのは国際機関で、連合や国際機関、軍縮会議、開発機構、文化機関のことを言います。派遣員は主に大使館や領事館に派遣され友好親善に務めます。
毎年2回!
春と秋にチャンス到来!
この外務省在外公館派遣員制度は、1年間に2回の募集があり、応募することが可能です。募集される派遣先は毎回違い、第99回の募集公館は74公館75名でした。試験言語は、英語をはじめ、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ヘブライ語、トルコ語、アラビア語、フランス語、となっておりました。
1ヶ月程度前に説明会もあり、そこでは、派遣員で行っていた人からどんなだったかなどの話も聞けます。報酬や待遇も募集時に明記されていてなかなかの高待遇だと思います。
応募資格がやさしい
外務省在外公館派遣員と名前を聞くと応募資格が厳しいでのは?と思うところですが、実は、非常に間口が広く、やさしい応募資格となっております。
1次試験合格を目指すコース
国内留学OEHイングリッシュハウスでは、この外務省在外公館派遣員制度の1次試験合格を目指すコースがございます。
コース内容は1週間の短期集中合宿コースを年4回実施致します。
催行時期
- 春の説明会後
- 春の試験直前の週
- 秋の説明会後
- 秋の試験直前の週
※上記以外の日程をご希望の方は、お問い合わせください。
コースタイムスケジュール
月曜日 | 12:00-受付開始 13:00-オリエンテーリング 15:00-外国語筆記テスト 17:00-決起大会 19:00-国際交流タイム |
火曜日-金曜日 | 10:00-外国語筆記テスト&答え合わせ 12:00-昼食 15:00-派遣員経験者との懇談 19:00-国際交流タイム |
土曜日 | 10:00-11:10 外国語筆記 (選択・または記述式) 11:30-12:05 一般常識筆記 12:25-13:40 日本語作文 |
日曜日 | 8:45-イングリッシュハウス出発し会場に向かう。 1次試験終了後流れ解散。 試験日以外の実施日は、10:00退寮。 |
- 外国語筆記テスト6回
- 英会話での国際交流タイム3時間×5日間
- 在外公館派遣員経験者による懇談2時間×4日間
- 一般常識筆記1回
料金:98,000円(税込)
1週間 6泊7日
- 1室2名 バストイレ共同(別途個室有り)
- 試験時の交通費、食費は自己負担となります。
- 最大10名で締め切ります。最小催行人数2名
施設紹介
イングリッシュハウスは、大阪の枚方(ひらかた)市にあります。
日本全国から受講者、世界各国からの外国人が、集まってきます。
お部屋紹介
共同設備
OEHでは、ホームステイのような環境をご用意しています。共同生活をより楽しくする為に、光回線の無料Wifiはもちろん、みんなで楽しく集まれる大きなリビングラウンジ、みんなで食事を作ったりできるキッチンや、ダイニングもございます。コインランドリーも完備。駐輪場もございます。ドミトリー形式をご利用の方には、共有のバスルームやトイレもございます。もちろん、どなたでもお使いいただけます。
体験者の声
女性(24歳)
このコースは、外国語の筆記テストに重点を置いていて、毎日の練習がとても役に立ちました。国際交流タイムも新しい視点を提供してくれて、刺激的でした。
男性(27歳)
オリエンテーリングと決起大会が特に良かったです。チームビルディングのスキルが身につき、試験へのモチベーションも高まりました。
女性(35歳)
派遣員経験者との懇談が非常に有益でした。実際の体験談を聞くことで、派遣員としての現実的なイメージが湧きました。
男性(32歳)
一般常識筆記の部分が少し弱いと感じましたが、全体的にはバランスの取れたカリキュラムでした。共同のバスやトイレも清潔で問題なかったです。
女性(43歳)
外国語筆記の繰り返し練習が特に効果的でした。しかし、年齢的には少し疲れるスケジュールでした。
男性(48歳)
国際交流タイムでの英会話は、実際の仕事場面を想定した良い練習になりました。ただ、もう少し一般常識試験の準備に時間を割いてほしかったです。
お問い合わせ
見学
お問い合わせや見学は、以下のフォーム、または、お気軽に公式LINEからお問い合わせいただけます。
公式LINEからのお問い合わせは、下記のボタンより友達登録をお願いします。
他にもこんな種類の
外務省在外公館の派遣員があります
外務省在外公館
専門調査員
こちらは、募集資格のハードルが高く、"大学院修士修了もしくは応募するポストの担当事項分野において3年以上の実績を有する者”で、十分な言語力を有する者、要普通自動車免許。試験会場は大阪と東京の2箇所。試験内容は、外国語筆記と論文です。
外務省在外公館
技術派遣員
在外公館の実館であることから、建物の維持管理や整備、運転、設備機械の操作方法の説明などを行う業務をします。高卒以上で建築業務の技術資格が必要で要普通自動車免許。こちらは、書類選考があり合格した人が面接に進むと言う感じです。募集している公館が少なく僻地での活動が多い様に見受けられます。
外務省在外公館
公邸料理人
年齢制限はなく、調理師免許を持っているか、5年以上の実務経験があれば応募可能です。提出書類が必要な方はお問い合わせください。公館長の賄い料理を作るというお仕事です。募集先公館は明記されていないので、応募して登録し、候補を選抜するような感じです。そして、選抜されてからも、公館長の書類審査があり、その後、公館長が面接を希望した場合は面接もあります。しかし、世界で活躍する料理人になれるチャンスは大きく広がること間違いなし!