最終更新日:2025/9/11

【知ってる?日本語の由来】遊びながら学ぶ「言葉の豆知識」英語イディオム

普段何気なく使っている日本語の中には、「どうしてこういう言い方をするんだろう?」と思うものがたくさんあります。語源を調べると面白いだけでなく、実は英語でも似た表現を探せるんです。
大阪イングリッシュハウスでは、言葉の世界を楽しみながら英語も一緒に学べる工夫をしています。今日はその一例をご紹介します!


濡れ手に粟(ぬれてにあわ)

意味: 苦労せずに大きな利益を得ること。
例:「宝くじを買ったら100万円が当たった。これはまさに濡れ手に粟だ!」

英語イディオム:

  • money for nothing(苦労せずに得るお金)

  • a windfall(思いがけない収入、棚からぼたもち)

English Example:

  • Winning the lottery was a real windfall — like grabbing millet with a wet hand!
    (宝くじに当たったのはまさに濡れ手に粟。思いがけない大きな収穫だった。)

👉 由来は、濡れた手で粟(小さな穀物)をつかむと乾いた手よりたくさんくっつくから。ちょっとした工夫でラクに成果を得るイメージです。


癪(しゃく)に障る

意味: 気に入らなくて腹が立つこと。
例:「上司の説教が癪に障る」

英語イディオム:

  • get on someone’s nerves(イライラさせる)

  • rub someone the wrong way(人を不快にさせる)

English Example:

  • His comments really got on my nerves.
    (彼の発言は本当に癪に障った。)

  • She sometimes rubs me the wrong way, but she doesn’t mean to.
    (彼女は時々癪に障ることを言うけど、悪気はないんだ。)

👉 「癪」とはもともと胸やお腹の激しい痛みを意味しました。不快感や怒りで胸が痛むようなイメージから、この表現が生まれたのです。


言葉を楽しみながら英語も!

「濡れ手に粟」も「癪に障る」も、よく使うのに正しい由来やニュアンスを知らない人が多い言葉。
でも一度知ると「へぇ!」と人に話したくなりますし、英語で似た表現を知れば国際的な会話のネタにもなります。

English Tip:

  • Learning idioms is like opening a window into culture.
    (イディオムを学ぶことは文化への窓を開くようなものです。)

大阪イングリッシュハウスでは、日本語の背景を英語で説明したり、英語のイディオムを日本語と比べたりしながら、自然に会話力を高めていけます。
言葉を「勉強」するのではなく「楽しむ」体験を、ぜひ一緒に!