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外務省在外公館派遣員制度ってご存知?1次試験合格を目指すコースを新設

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平成30年度秋(第89回)募集の記事についてはこちら

【平成30年度春募集】外務省在外公館派遣員試験の説明会に行ってきました。

一般財団法人 国際交流サービス協会が派遣元となるこの制度は、年2回説明会を行い、1次試験、2次試験を突破し、5日間の朝から夕方までみっちりと外務省で研修をした後、晴れて在外公館(大使館、領事館など)へ派遣される制度です。

平成30年4月21日(土)大阪会場の説明会に行ってきました。昨年秋の募集に、外務省在外公館派遣員試験と在外公館専門調査員の試験を受験したのですが、前回は希望したポーランド大使館とのご縁に恵まれず、合格はなりませんでした。

さて、今回の平成30年春募集はどうなるのでしょうか楽しみです。

在外公館派遣員の一次試験日は、5月27日(日)です。応募期間は、4月16日から5月1日当日消印有効でが、海外からの応募は4月26日必着とのことです。二次試験は、6月18日から22日の間で面接があります。一次試験合格者に対し直接通知がくるとのことです。

今回の説明会では、現地派遣先の祝日を徐々に、現地の祝日に合わせて言っていると言っていましたが、現状は、日本の祝祭日と現地の祝祭日の両方を休みにしているところが多く、それを現地の祝日のみに減らして行っていると言っていました。まぁそうなるにはまだまだ時間がかかりそうですね。

それから、税金の話も興味深かったです。もちろん日本に居てないので、日本の住民税は払わなくて良いのは当然なのですが、なんと、現地の住民税も支払う義務なしとのことです。なぜかと言うと、外交官団リストと言うものに入るので、ジュネーブ条約に則り支払い義務がないようです。

第88回の派遣員試験募集公館とは?!

今年度の春募集は第88回となり。第88回の募集で派遣員を募集している公館はなんと70箇所70名の募集です!

No3の在シェムリアップ領事事務所は今年1月に新規新設された新しい場所です。Noカラチ総領事館はパキスタンにあります。No56在ラマッラ主張駐在官事務所はイスラエル大使館の管轄だそうです。No58在ジッダ総領事館はサウジアラビアにあります。No68国際連合代表部はアメリカのニューヨークにあり、No69経済協力開発機構代表部とNo70国際連合教育科学文化期間代表日はフランスのパリにあります。

では、春募集も張り切って受験しましょうね!試験日直前の1週間は、イングリッシュハウスで勉強合宿実施中。詳しくは下記を御覧ください。

平成30年度春募集 専門調査員試験案内

こちらは、公館派遣員の応募資格よりもハードルが高く、大学院(修士)修了以上の者であらなくてはなりませんが、応募資格がある人は是非チャレンジしてみてください。

応募締め切りは、5月17日18時(日本時間)必着で一次試験日は、6月17日。二次試験は7月23日から27日の間で面接を1回します。

こちらは、今回の募集ポストは50箇所の公館です。担当事項も場所により異なり、多岐にわたっています。例えば、募集No8在スペイン大使館(広文)では、「我が国の対スペイン・パブリック・ディプロマシー」と言う表題で我が国のパブリック・ディプロマシーのあり方、当館の情報発信力強化の法先につき調査研究し、具体的な対応策に関する提案。現地関係者との意見交換・情報収集及び報告、当館情報発信強化についての助言。在外公館広報文化事業及びその他の文化事業にかかる業務。報道関係者を含む各種招聘事業に関する業務。対日関連報道ぶりのモニタリング・報告・分析。人物交流(国費留学生・JET・世界青年の船等)にかかる業務。日本語及び日本研究、大学などの教育分野に関する業務。と多岐に過ぎますね。

専門調査員試験を受験予定の方も一緒に勉強&情報交換しませんか?

外務省在外公館派遣員制度とは?

一般社団法人 国際交流サービス協会が派遣元となり、世界中にある在外公館に最長2年間派遣される制度で、18歳以上の日本人であれば誰でも応募することが可能です。派遣期間は給料が発生します。海外で働きたい人には打ってつけの制度です。また、事前の書類選考などはなく、誰でも1次試験を受験できます。試験は、外国語と一般常識と日本語作文だけで、作文以外はマークシートですので、誰でも挑戦でき可能性に満ち溢れた制度です。1次試験は全国4箇所で行われているので、ぜひともチャレンジして欲しい制度です。

待遇年収が良いだけでなく様々なメリットが!

この派遣はもちろんお給料がでる有償在外派遣で、月収は派遣される国によりますがだいたい35万円程度です。しかし、この年収以外に住居手当が付き、みなさんなかなか良いところに住んでいる様です。そして、派遣が決まれば、渡航準備金も出る他、足らない準備費用を貸付してもらえることも可能です。地域にもよりますが、運転手付きで車が支給されたり、家政婦が安く雇えたりします。家族を同行させることも可能で国外へ移住するのも派遣元からのVISAが支給されるので容易です。給料は、日本円での支払いになるので、為替差異も気になりません。日本での社会保険や年金にも加入しているので、帰国後の不安もありません。家賃は別途で現地通貨で支給されるのでこれもまた為替差異の心配がありません。

在外公館とは?

海外(日本以外)にある日本の公館です。具体的に言うと、大使館や領事館、政府代表部、領事事務所のことを言います。この派遣員制度では、205の公館へ派遣員を派遣しています。ちなみに、海外にある(日本以外)大使館の実館は149館で兼館は46で合計195もの大使館が世界中にあります。また、領事館は実館のみで大きな都市を中心に63館あり、兼館はありません。(実館=建物が独立してある。兼館=建物の一部屋や一角。)そして、政府代表部と言うのは国際機関で、連合や国際機関、軍縮会議、開発機構、文化機関のことを言います。派遣員は主に大使館や領事館に派遣され友好親善に務めます。

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毎年2回!春と秋にチャンス到来!

この外務省在外公館派遣員制度は、1年間に2回の募集があり、応募することが可能です。募集される派遣先は毎回違い、第87回の募集公館は72公館72名でした。言語は、英語、ヒンディー語、インドネシア語、タイ語、韓国語、中国語、ベトナム語、モンゴル語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ウクライナ語、トルコ語、フランス語、ブルガリア語、ポーランド語、ルーマニア語、ヘブライ語、ペルシャ語、アラビア語がありました。試験は、10月15日(日)の朝10時から行われ、14時には終わります。1ヶ月程度前に説明会もあり、そこでは、派遣員で行っていた人からどんなだったかなどの話も聞けます。報酬や待遇も募集時に明記されていてなかなかの高待遇だと思います。

何度も挑戦している人もたくさんいてますよ!

1次試験合格を目指すコースを新設

イングリッシュハウスでは、この外務省在外公館派遣員制度の1次試験合格を目指すコースを新設致しました!コース内容は1週間の短期集中合宿コースを年4回実施致します。

催行時期:

① 春の説明会後 ②春の試験直前の週 ③秋の説明会後 ④秋の試験直前の週

コースタイムスケジュール:

月曜日 13:00~ オリエンテーリング 15:00~ 外国語筆記テスト 17:00~ 決起大会 19:00~ 国際交流タイム

火~金曜日 10:00~ 外国語筆記テスト&答え合わせ 12:00~ 昼食 15:00~ 派遣員経験者との懇談 19:00~ 国際交流タイム

土曜日 10:00~11:10 外国語筆記(選択・または記述式) 11:30~12:05 一般常識筆記 12:25~13:40 日本語作文

日曜日 8:45 イングリッシュハウス出発し、会場に向かう。1次試験終了後流れ解散

・外国語筆記テスト6回 ・英会話での国際交流タイム3時間×5日間 ・在外公館派遣員経験者による懇談2時間×4日間 ・一般常識筆記1回 ・1室2名 バストイレ共同(別途個室有り)

料金:98,000円 / 1週間 6泊7日

補足

  • 現地までの交通費、食費は自己負担となります。
  • 最大10名で締め切ります。最小催行人数2名

 

お問い合わせ

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その他にもこんな外務省在外公館の派遣員もあるぞ

外務省在外公館 専門調査員

こちらは、募集資格のハードルが高く、"大学院修士修了もしくは応募するポストの担当事項分野において3年以上の実績を有する者”で、十分な言語力を有する者、要普通自動車免許。試験会場は大阪と東京の2箇所。試験内容は、外国語筆記と論文です。

外務省在外公館 技術派遣員

在外公館の実館であることから、建物の維持管理や整備、運転、設備機械の操作方法の説明などを行う業務をします。高卒以上で建築業務の技術資格が必要で要普通自動車免許。こちらは、書類選考があり合格した人が面接に進むと言う感じです。募集している公館が少なく僻地での活動が多い様に見受けられます。

外務省在外公館 公邸料理人

年齢制限はなく、調理師免許を持っているか、5年以上の実務経験があれば応募可能です。提出書類が必要な方はお問い合わせください。公館長の賄い料理を作るというお仕事です。募集先公館は明記されていないので、応募して登録し、候補を選抜するような感じです。そして、選抜されてからも、公館長の書類審査があり、その後、公館長が面接を希望した場合は面接もあります。しかし、世界で活躍する料理人になれるチャンスは大きく広がること間違いなし!


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