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留学に行きたい!!でもそんなお金が、、、と考えている方にとって「格安留学」というキーワードはとても魅力的なもの。そして「格安留学」といえば「フィリピン留学」というイメージが強い中、そこにもう一つの選択肢があるのをご存知でしょうか?

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それは「フィジー留学」です。フィジーに留学するならOEHにおまかせ!
フィジー共和国とは、オセアニアにあるイギリス連邦加盟国で、ニュージーランドの北、オーストラリアの北東に位置し、英語を公用語とする、人口90万人ほどの小さな国です。僕自身フィジーには4ヵ月留学したことがあるのですが、当時友達に「フィジーに留学行ってくる」と言っても「フィジーってどこ?」という場所を聞かれる質問よりも、「フィジーって何?」という、フィジーは国であることすら認知されていない質問の方が圧倒的に多く、本当に大丈夫かと心配されたのを覚えています。笑
(浜辺に落ちているもので“Welcome to Fiji” by 浜辺の美女)
そこで今回は「フィジー共和国と代表的なフィジー文化について」、そして次回は「フィジー留学について」書いていきたいと思います。
フィジー共和国とは?基本情報
フィジー共和国の国旗の国旗は↑最初の画像です。約330島々から構成される南太平洋に位置する島国で、トンガやサモア、ツバルなどの南太平洋の諸国の玄関口となる国。人口は90万人ほどで、大きさは四国と同じくらいです。人口の構成はフィジー系57%、インド系38%、その他5%となっており、そのため、宗教分布もキリスト教52.9%、ヒンドゥー教38.2%、イスラム教7.8%となっています。第一言語は、フィジー系はフィジー語、インド系はヒンドゥー語などがありますが、同時に英語が公用語となっているため、国民の9割以上が英語を話すことができます。気候は、常夏で年間の平均気温は24~30度で、雨季(11月〜4月)と乾季(5月〜10月)に分かれます。日本からは現在直行便はなく、韓国、香港、オーストラリア、ニュージーランド経由などのルートがあります。(2018年7月からは成田から直行便が10年ぶりに復活します!!)
幸福度1?? ~幸せ?当たり前やん~
(幸せを象徴する“ブラスマイル”)
フィジーは、スイスの「WIN/Gallup International」が毎年発表している「純粋幸福度」を測る「幸福度調査」というもので、国民の約90%の人が幸せに生きているという結果とともに、「世界で一番幸せな国」という称号を獲得しました。様々な幸福度調査がありますが、この調査は様々な客観的な要素(平均寿命や識字率など)などは一切考慮せず、対象者に”自分が幸せかどうか”を問い、主観的な幸福度を調べる調査です。この結果の通り、フィジーには至る所に満面の笑顔が溢れており、マクドでSmileを注文する必要は一切りません。笑 なぜ彼らはそこまで幸せを感じることができるのか?何が彼らを幸せにするのか?そんな疑問を持ってフィジーに行くのも大いにアリだと思います。
出典:フィジー観光・留学情報「FIJIANWALKER」 世界幸福度ランキング2017
OEH出身、フィジーに10年在住している日本人の方が書いた本
「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」
「ケレケレ」~究極のシェア社会~
(余ったんやけどいる?ありがとう!!)
ケレケレとはフィジーに深く根付いている、フィジー社会を象徴する文化です。日本語で、一言で言おうとすれば、「助け合い」「相互扶助」「共有」といった言葉になると思います。ですが、フィジーでは、その「助け合い」や「共有」が日本では考えられない方法、範囲で行われています。日用品を共有するのは当たり前で、お金、子どもですら共有してしまいます。数年前に国で唯一の国際空港がリノベーションされるなど、徐々に経済発展をしているフィジーですが、まだまだ村落社会の名残が強く残っており、「自分のものはみんなの物、あなたの物もみんなの物」といった様に色々なものを共有する・される前提で生きているように見えます。こういうと、経済的・物質的に貧しく、その貧しさを乗り越えるための「ケレケレ」と感じる方もいるかもしれませんが、助け合うこと、共有することに大きな喜びを感じ、幸せに生きる方法としての「ケレケレ」ということが現地で一緒に過ごすとよく分かります。
「フィジータイム」~時間がないがない~
(クラフトショップによった際に是非いかが?フィジータイムを思い出すために)
日本では電車やバスが数分遅れただけで心配になったり問題になったりする、すべてがスケジュール通り、つまり時間通りに進むことが求められる社会ですが、フィジーは、時間がもとではなく、「出来事」がもとにスケジュールが進む社会です。どういうことかというと、「バスが来る時間」は「18:00(時間)」ではなく、「バスが来たとき(出来事)」で、「友達と会う時間」は「約束した10:00」ではなく、「友達が来たときor自分が行ったとき」という、日本では考えられない感覚が国民・社会に浸透しています。なので、基本的にほとんどすべてのことが時間通りに始まることはなく、1時間遅れは日常茶飯事です。パーティーなど多くの人が集まる場でもこの感覚は例外ではないので驚きです。人を待たせる、人を待つことが日常の一部である彼らの合言葉は「We are on Fiji time!!」です。そしてその一言で、遅れた理由を咎めることも、咎められることもなく、笑顔で話が始まります。フィジータイムを経験すると日本のスケジュール感覚が少ししんどくなるかもしれませんが、「I’m on Fiji time」と1度、時間にとらわれない生活にふれてみてはいかがですか。
「カバ」~強いつながりのみなもと~
(フィジーの飲み会 カバセッション)
カバとは、コショウ科の木の根っこを乾燥させた後、粉状にして水と混ぜて飲む、フィジーの伝統的な飲み物です。しかし、飲み物だからといってジュースやお茶のようにペットボトルで飲んだりする訳ではありません。タノアという大きな器にカバを注ぎ、それをみんなで円卓を囲むように回し飲みします。味は舌がちょっとしびれるような漢方薬のようでおいしいとはいえませんが、現地の人との交流を深めたい人にとってはこのカバは最高の見方です。伝統的にこのカバは、村が訪問者を迎え入れる時に行われるセブセブという儀式で使われており、訪問者が首長から許可を得るために木の根をギフトとして持って行き、その根からできたカバを村人みんなで回し飲みをします。みんなで回し飲みをしてよそ者とも一体感を作るのが習わしとしてありました。今では随分と日常化し、カバを囲んで話をするというカバセッションなるものに一般化されています。そこには本来のよそ者を受け入れる伝統がしっかりと受け継がれており、フィジーで生活しているとこのカバセッションに誘われることが多くあります。日本でいう飲み会に近いですが、大変経済的に交流を図ることが出来ます。

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以上、「フィジー共和国と代表的なフィジー文化について」書かせていただきましたが、フィジーに興味を持っていただけたでしょうか?次回はそんなフィジーという国で、留学をするってどうなん?という目線で「フィジー留学」に書いていこうと思います。
世界で一番幸せなフィジーで留学?
フィジー留学4ヵ月、フィジーインターン11ヵ月をした筆者が思うフィジー留学の醍醐味、その魅力に焦点を当てて書いていきます。
(フィジー初の語学学校SPFBの先生たち)
スピーキングの時間が簡単に圧倒的な量作れる ~どこが英会話学校??~
(通学時間帯のバスは子供たちが英会話の先生)
フィジーの人たちはどんな人??その答えに「世界で一番フレンドリーな人々」と言っても過言ではないほどに人が大好きな人達。実際、世界的に有名な旅行本「ロンリープラネット」はフィジーの人たちを“The friendliest people on the planet”として紹介しています。どれぐらいフレンドリーな人たちかというと、初めてあった人に対しても数年ぶりにあった友人のように迎えてくれる感じ。そんな人が大好きな彼らの最大の娯楽は「人と話すこと」。スーパーのレジのお姉さんに“How are you?”と満面の笑みで声をかけられたかと思えば、買ったお酒を見てそう思ったのか続けて“Party tonight??”とフレンドリーに、言い方を変えれば図々しく聞いてきます。また、フィジータイムでなかなか来ないバスを立って待っていると、隣で座って待っているおばあちゃんが“It’s Fiji time.”と手でベンチをそっと叩きながら、待っている間、喋ろうやと言わんばかりに話しかけてきます。日本で同じことをしたら不審者扱いになりそうなことが、日常的に行われています。「不審者大国」なのか「世界一フレンドリーな国」なのかはさて置き、このフィジーという環境は、「内向的な人やシャイな人」「英語を話すことへの抵抗感を失くしたい人」にはベストな国だと思います。その理由は、上記に書いたように、街を歩けば、誰かしらに声を掛けられ会話が始まっちゃうからです。つまり、国中が英会話学校になっちゃうわけです。
オリジナルなアイディア・スキルの披露宴 ~新聞に載ることも夢ではない~
フィジー留学をしていた人が留学中に実際に行った活動です。こういったことをブログなどで書くと、少し遠い世界のことと感じる人もいるかもしれませんが、フィジーでは人には自慢できないようなちょっとした自分の趣味や実行に時間がかかりそうなアイディアが人生でかけがえのない思い出になることが多々あっちゃうんです。

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理由は大きく3つある
1つは、日本では趣味程度のレベルのスキルが、フィジーではプロ並みのレベルになる、もしくはそんなスキルを持った人がそもそもいない。つまり自分が教える立場になる、趣味で人を魅了できることがあっちゃうんです。もう1つは、フィジーの人の人懐っこさと珍しいものが大好きな性分。①で書いたように、彼らは人と話すことが大好きなひとたちです。そして珍しいものが大好きなので、日常にあまりないものに対する反応の速さと大きさは規格外であるため、その日常にあまりないものは、一瞬で街中に広まります。そして最後に、申し込みや手続きが必要でないことが多い、もしくはあったとしても柔軟に対応してくれること。日本でボランティアに参加するとなると数か月前からその団体や企業に連絡をして、やりとりや申し込みをしなければなりませんが、フィジーではその日や前日に連絡してOKが出ることも。フィジーではちょっとしたアイディアやスキルで思い出を作れることを書いてきましたが、ここで僕が一番言いたいことは、「自分のアイディアやスキルで、人を幸せにしながら、人とつながり、人生のかけがえのない思い出を作る。そしてその過程で英語が伸ばせる。」というフィジー留学の魅力です。
世界一幸せな人達に囲まれる ~幸せになるってカンタンだ!!~

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「なぜ日本人は、こんなに豊かなのに幸せを感じられないのだろう?」私はこんな疑問を何度か考えたことがありますが、みなさんも1度は考えたことがあると思います。小腹が空けばちょろっと家を出たとこにコンビニがあり、何かを調べたいと思えば手元に携帯があるなど、とても便利な社会に僕たちは生きています。そんな社会を生きているのに、なぜか幸せそうな人を見る機会というのは日本の社会では感覚的に少ない気がします。僕が今、今よりも幸せになりたいと思っているように、みなさんも今より幸せになりたいと恐らく思っているにも関わらず。前回の記事でも書きましたが、平均寿命やGDP、失業率などの「幸福につながりそうな客観的な数字」を示すランキングでは決していい結果ではないにも関わらず、フィジーは、2017年の幸福度ランキングで1位に輝いています。お金を稼げなくても、早死にするとしても、フィジーの人たちは幸せに生きています。その秘訣はなんなのでしょうか?そんな英語を学ぶよりもひょっとした価値があることがフィジー留学を通して、つまり世界一幸せなひとたちに囲まれることを通して、英語を学びながら学べてしまうかもしれません。
以上、筆者が思うフィジー留学の醍醐味、その魅力について書かせていただきましたが、「フィジー留学おもしろそう!!」と興味を持っていただけたら幸いです。OEHでは、フィジーに提携している語学スクールがあるんです!